FXの基礎知識-FXにかかる手数料

売買手数料

売買手数料とは、投資家が有価証券の売買を証券会社を通して行う時に、証券会社に対して支払う手数料のことです。
FXの売買手数料、新規に外貨を購入した際にかかってくる手数料と、それを売却決済した時にかかってくる手数料があり、平均的に、1万ドルにたいして往復500円程度ですが、業者によっては売買手数料を完全に無料にしているところもあります。
最近ではFX取引会社も競争が激しくなり、手数料やサービスの差別化が始まっています。手数料の高い会社は、セミナーや相談窓口などのサポート面を充実させている会社もありますし、逆に手数料が安い会社は、投資家に多くの取引をしてもらうことを目的としているので、デイトレードなどの短期売買をする投資家に向いています。

スプレッド

スプレッドとは、買値と売値の価格差のことを言います。簡単に言うと、ある通貨を最も高く買おうと思っている人が示しているレートと、最も低く売ろうと思っている人が示すレートの差になります。
例えば、売値105.5円/ドル(Bid)、買値105.8円/ドル(Ask) と提示されていた場合、スプレッドは0.3円/ドルになります。ドルを買って(105.8円/ドル)、すぐに売ると(105.5円/ドル)、0.3円/ドルの損をします。この0.3円/ドルが手数料となるのです。スプレッドが小さい(幅が狭い)ほど、投資家にとって有利になります。
多くの証券会社では、「売り用のレート」と「買い用のレート」の二つを並べて表示するところがほとんどですが(これを「2wayプライス表示」と呼びます)、並べて表示しない会社もあります。このような会社は取引の透明性に問題がありますので注意しましょう。「2wayプライス表示」であり、なおかつスプレッドが低いところが証券会社選びのポイントです。